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この数字は何の数字??

2020/06/11

 「54万3,933」と聞いて何を表す数値なのか、すぐにわかる人はなかなかいないと思います。実はこの数値は、特別支援学校、小・中・高校におけるいじめの認知件数であり、言い換えれば、発生したことが明らかないじめの発生数を表しています。驚くのは、小学校で42万5,844件のいじめが起きており、この件数は、全体の8割に当たることです。もちろん、小学生のいじめがわかりやすいということはありそうですが、それを踏まえても、数字だけ見ると多いという印象があるのではないでしょうか。

 

いじめはどこにでも起きるという考え

 

 これだけの数のいじめがあることを知ると、大人はネガティブな面ばかりで考えてしまいそうですが、いじめがあるのは、いじめが発見されるようになったこととも無関係ではありませんから、それ自体は悪いとは言い切れないでしょう。いじめは1998年からの調査が表すように、それが「ある・ない」と考えるよりも常にあるものと考え、それをどう対処していくのかを考える方が良さそうです。

 

けれど、いじめの方法は変わる

 

 いじめは、「どこにでもある」と考える一方で、いじめる方法は変わってきています。最初にあげた文部科学省の調査の項目(「いじめの様態」)では、「パソコンや携帯電話等で嫌なことをされる」の項目、いわゆる「ネットいじめ」が、2016年から追加されましたが、今ではその件数は16,334 (うち小学生は4,606)件になっています。

 

ネットいじめをどうすれば?

 

 通常のいじめも決してわかりやすいわけではありませんが、実際に誰かをいじめるという動きが見えない分、ネットでのいじめは、通常よりも発見しにくいことが予想されます。このようないじめに対して、子どもたちは、そして私たち大人はどのように対処していけばいいのでしょうか。

 

 

今回はいじめの現状を知ることが目的!

 

 前置きが長くなってしまいましたが、今回は子どもたちがICTを活用する上で付きまとう、いじめの現状を紹介しました。「正しく怖がる」ためには現状を正確に知っておく必要があるためです。ネットいじめは以前紹介した「情報モラル教育」を行う理由の一つでもあります。次回からはいじめの中でも、ネットいじめについて考えて、子どもたちに、私たちにできる対策を考えてきたいと思います。

 
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