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ICT教育の遅れという不安と日本における先進例①

2020/05/30

ICT教育、遅れの原因は?

 

 前回は海外におけるICT教育《小学校》の事例を紹介し、前例を役立てることを強調しました。ただその中で、気がかりだったのは、日本のICT教育の遅れを指摘する声が聞かれるという事実であり、不安要素を明らかにしなったことです。不安は、正しい情報を知り明らかにしておくことで、なぜ不安なのかがわかり、怖いものではなくなります。ですので、今回はその遅れの原因を具体的に突き止めた後で、日本における先進的な例を2回にわたって紹介することで、日本のICT教育にかかるマイナスイメージを払拭することに努めたいと思います。

 

  • LANの整備や学習用、教務用のパソコンなどの生徒や職員がインターネットにアクセスするための環境が整っていない。
  • ICT教育のための予算は使い道が地方自治体に一任されている(他の予算としても使える)ために、その用途に自治体による格差が出る。
  • 教師がICT教育に対応できていないために、設備があったとしても、活用できれない。またその他の点としては、子どもがスマートフォンやタブレットなどの電子端末を持つことに対する、教師などの大人が遊んでしまうのではないかという不安を持ちやすいこともあげられるでしょう。

 

日本におけるICT教育の先進例①

 

①クラス全員が一台ずつ使えるタブレットの導入

滋賀県の全小学校で児童用学習端末(タブレット)を設置(2017年)した。

クラスにいる全員が同時に端末を使えるようになり、学習効率が向上した。また生徒が自分の興味に合わせて検索ができることで生徒自身の学習意欲や理解が増した。

 

②6年生による1年生へのプログラミング授業

 品川区立京陽小学校では、6年生が1年生に対して、一対一でプログラミングを教える授業がある。しかも、そのプログラムは6年生が自分で作り、さらには指導計画まで6年生が作成しているというユニークさだ。その際、教師は全体のサポート役を務める。

 

各学校の良さを活用する

 

 日本でのICT教育が遅れる原因と先進校2例の紹介は、いかがだったでしょうか。主に環境が整っていない(より正確には「環境を整えていない」でしょうか?)ことによってICT教育に遅れが生じていることが明らかになりました。

 次回も同様に先進的な学校例を個別に見ていくことで、全体化し、数値化してしまえば見えてこない各学校の良さを、他の学校にもいかせるように検討していければと思います。

 

 
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