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発達障がいにおける教育のICT化

2020/05/18

 前回の記事では、特別支援教育のICT化が、その教育を学ぶ子どもたちにどのように役立つのかを簡単に紹介しました。

 今回の記事では、特別支援教育の中でも、発達障がいの子どもたちにポイントを絞って、そのいくつかの困難を明らかにした上で、彼らに必要なICTを使った学習支援に役立つツールはどれなのかを、より具体的にしたいと思います。

 発達障がいの子どもたちを重視する理由は、この障がいはテレビなどのメディアで広まり社会的に知られるようになりましたが、障がいの状況がそれぞれ個別的であるために、その支援のために、色々な困難のケースを知っておく必要があるからです。

 

発達障がいの困難を知る

 

 まず発達障がいに見られる困難には次のようなものがあります。

  • 好きな教科だけ勉強するなどのこだわりが強過ぎて、他の子どもたちとコミュニケーションがとれない
  • 読む、書くに関わることだけが苦手。さらに他の話すなどの能力は問題ないために障がいとわかりにくい
  • 授業中に突然立ち上がる、忘れ物を完全に無くせないなど、注意力や集中力が保てなかったり、逆に過度になってしまう

 

その場合、具体的にどんなICT支援が必要??

 次に上の①から③の場合の困難に役立つ具体的なICT支援をあげていきます。

 ① メモ機能を使えば、こだわりが強い子が、例え授業中にメインの話題から脱線してしまったとしても、メモを見ることで、また話題に返ってこられ、授業の進度から遅れることを防げる。

 ②、③ カメラ機能を使って撮影し、そこしか見られなくしておくことで集中を保てる。読み書きが苦手な場合などは撮影しておくことで予習や見直しができる。

 ①、③ 注意力や集中力が保てない・過剰、こだわりが強い、などのどの場合でもタイマーやアラーム機能を使って、徐々に自分の特性に慣れていくことができる。例えば、授業開始の1分前にアラームを鳴らすようにしてタイムキープをするなどの使い方がある。

 

発達障がい、実は身近にあるかも・・

 いかがだったでしょうか。発達障がいは、1990年代後半と比較的最近に医療の分野で認められ始めた障がいですが、現在では驚く程、私たちの身近にあります。

 「発達障がい」、「診断基準」などと調べるとインターネット上で簡単に見つかる基準に、全く当てはまらない人がいるのかと思う程、身近な現象です。

 発達障がいの誰かのために、そこにいかせる教育のICT化を勉強するという姿勢も大事かもしれませんが、よくよく考えてみれば、案外、発達障がいに対する教育のICT化から私たちにも使えることは多いのかもしれませんね。

 

 

 

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