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「小中学生のための、ITの仕事を知ろう」シリーズ第2回
IT業界にはどんな仕事があるの?

2019/12/28

私がIT業界で働こうと考えたきっかけは「テレビゲームが作りたい!」という子供時代からの願望がきっかけでした。私は小さい頃からテレビゲームが好きで好きで仕方がなかったので「自分の手でゲームを作ってやる!」という気持ちを果たそうとしたわけです。ですが、今現在ではゲームを作る仕事は行っておらず、ITを活用して企業経営を支援するお仕事を行っています。ITの仕事と一言で言い表せるものではありませんが、IT業界での経験をもとに、IT業界での仕事についてちょっと語ってみたいと思います。

 

「何を作るか」の違いによるITの仕事の分類

 

ゲームを作る仕事

まず現代の子どもたちにとってもっとも親しいITのプロダクトといえば、ゲームを除いては語れないと思います。「ゲームは現代のIT技術を結集したITシステムである」と言えるでしょう。

ゲームに関わる仕事と言っても以下のようにいろんな種類の仕事があります。

  • ゲーム内のストーリーを紡ぎだすシナリオライター
  • ゲーム内のキャラクターをデザインするグラフィックデザイナー
  • キャラクターをゲーム内で動くデータに変換するモーションデザイナー
  • ゲームプログラムを開発するプログラマー
  • ゲーム内のBGMを制作するサウンドクリエイター
  • ゲームをプレイし、バグ(不具合)を見つけるデバッガー
  • ゲーム制作を統括する制作ディレクター
  • ゲーム制作にかかわる人や予算を管理し、全責任を負うプロデューサー
  • ゲームを動かすサーバーを作ったり管理する仕事

ゲームならではの要素として考えられる領域としては3Dのグラフィックを描いて(3Dモデリング)、そのモデリングデータを動かす(モーションデザイン)といった画面上でアニメーションさせる技術や、オンラインゲームなどではリアルタイムに通信をしながら場所の異なる複数のパソコンを連動させながら処理を行う同期の仕組みを考えたりすることなどが求められます。他にもゲームならではの要素は多くあるかもしれませんね。

これらは「作る」仕事の範疇ですが、作り終わった後は「販売」しなければなりませんので、ゲームを販売する仕事というのも世の中にはあります。なのでひとえにIT業界の中でゲームに携わる仕事と言っても非常にたくさんの仕事があると言えると思います。

 

ウェブサイトを作る仕事

ウェブサイトを作る仕事もIT業界の仕事の一つです。私の主な仕事もウェブサイトを作る仕事です。ウェブサイトを作る目的を考えてみると主な目的は会社の情報を世の中に発信して、お客様を引き寄せたり、その会社で働きたいと感じる方を募ったり、商品を販売したりといった大きな分類がありますが、これらはどれも「集客」と呼ばれる領域になると思います。ウェブサイトの種類はざっくりと単純に整理すると以下のような構成になります。

  • 企業の魅力を伝えるウェブサイト
  • お客様を見つけるためのウェブサイト
  • 求職者(会社での働き手)を見つけるためのウェブサイト
  • 商品を販売するためのウェブサイト(ネットショップ)
  • 便利なサービスを提供するためのウェブサイト

それでは具体的にウェブサイトを作る仕事について、どのような職種があるかを見ていきましょう。

  • 戦略を練って会社を良い方向へ導くコンサルタント
  • 制作プロジェクト全体の統括(ヒト・モノ・カネ・情報等の管理)を行うプロデューサー
  • 制作プロジェクト全体の統括を行う制作ディレクター
  • ウェブサイトの見た目やユーザーの体験を設計するデザイナー
  • デザインをウェブサイトのプログラムに落とし込むコーダー
  • ウェブサイトに付随するシステムを開発・構築するプログラマ
  • お客様の想いを文章に落とし込むライター
  • ウェブサイトの素材として使われる静止画や動画を撮影するカメラマン
  • ウェブサイトに利用される動画を編集するビデオエディター

主にウェブサイト制作にかかわる仕事というのはこれらの職域から成り立っています。どのポジションが抜け落ちてもよい仕事はできないので、どの仕事が「えらい」とか上下関係はありません。お客様の目的を達成するためにそれぞれの役割の方々がそれぞれの仕事を行いながら一つのウェブサイトを制作することが私たちのようなウェブサイトの制作を行っている方々の仕事になります。

 

業務システムを作る仕事

ウェブサイトとは少し毛色の違う領域として業務システムを作るお仕事も世の中には存在します。ただ、近年ではウェブサイトの制作で利用されるウェブの技術の発展が目覚ましく、業務システムにおいてもウェブの技術を用いて開発されることが一般的になってきました。

ウェブサイトが企業のブランディングや経営戦略といったものと絡めて、企業の営業戦略や集客戦略、採用戦略などの集客の部分の責任を担っているのに対して、業務システムは各システムを利用する方々がどのような業務の流れで仕事を行っていくかということを考えて作成される「業務フロー」をベースにして、その業務フローを実現するための「業務システム」を開発することが主な仕事内容になります。業務効率化なども業務システムの責任範疇になります。

それでは、業務システムを作る仕事にはどのような職種があるかを見ていきましょう。

  • お客様の情報システム戦略を立案・提案しプロジェクトを作りだすコンサルタントやカスタマーエンジニア
  • システム開発やシステム運用の全体を統括し、人員・予算・進行などの管理を行うプロジェクトマネジャー
  • 業務システムの設計を行うシステムエンジニア
  • 設計されたシステムの実装(プログラムを実際に書くこと)を行うプログラマ
  • ちゃんと作られているかどうかをチェックするテストエンジニア

 

システムエンジニアには各々得意領域というものがあって、それら得意領域によって更に細分化されます。

  • お客様が実際に利用するユーザーインターフェースの部分を設計するアプリケーションエンジニア
  • ハードウェアやサーバーやネットワークなどを設計するインフラエンジニア
  • 機械の制御プログラムや電子基板やマイコンボードなどを設計する制御・組み込みエンジニア
  • 作られたシステムを運用し日々の事業活動をサポートする運用エンジニア・ヘルプデスク

 

家電製品を作る仕事

冷蔵庫やエアコンなど家電製品を作るお仕事もIT業界の仕事の一つです。これら家電製品は手に取ることができる形のあるプロダクトですし、普段の生活の中で親しみを得やすい仕事かもしれませんね。

それでは家電製品を作る仕事にはどのような職種があるか見ていきましょう。

  • 市場調査を行いお客様に求められている商品を設計するための情報を集める企画・マーケター
  • 家電製品開発プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネジャー
  • 家電製品の品質に全責任を持つプロダクトマネジャー
  • 家電製品の設計、製造、施策などを行うシステムエンジニア

家電製品を開発する上で必要になる人員は上記のような職種の方々ですが、家電製品の場合には試作品を作成した後に、それらを量産して市場に流通させるという次の工程が控えています。量産を行うためには材料のコストを抑える工夫を行うことも必要ですし、それぞれの製品がきちんと製造されているかどうかをチェックするための品質管理体制も必要になります。工場における生産管理などもその範疇になりますね。

家電製品を作る仕事の内、情報工学や電気電子工学の知識を生かして設計されるそれら家電システムを作る部分はITの領域ですが、製造業としての側面も持ち合わせているという意味では、ウェブサイトや業務システムとはまったく異なる部分になります。

 

まとめ

 

さて、今日はIT業界の仕事についていくつか書いてみましたがいかがだったでしょうか?

IT業界と平たく言っても、ゲーム業界もあれば、ウェブ業界もあり、家電業界も、業務システム業界もあります。それら全部に共通しているのは情報技術を活用しているという共通点です。

プログラミングを学ぶ上で論理的思考力を育もうとか課題解決力を育もうとか、プログラミング教育のその目的について色々と議論はされていますが、私はIT、すなわち情報技術が多くのビジネスの基盤になりえると考えています。プログラミングを学ぶことで確実に未来を拓く力が育めると確信しておりますので是非Thinker!でプログラミングを学んでみてください。

 
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