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今の教育の基礎は軍国教育?
100年ぶりに歴史が動く、令和の教育改革。

2019/12/28

もともと学校教育は「兵隊養成」のために作られた

現在の学校教育の制度の基礎ができたのは、明治時代です。
当時の日本は、アメリカ、ヨーロッパに追いつき追い越そうとがむしゃらになっていて、産業も政治も、国のすべての組織が『富国強兵』を推し進めていた時代です。

そんな中、学校制度は「将来、優秀な兵士となる国民を作る」という目的の軍国教育から始まりました。
授業の前に、「起立、礼!」というルール。あれは、指揮官の号令があれば体が勝手に動くようにする訓練です。
学校で運動会が始められた理由は「競争心を持ち、団体で勝つこと」が目的。つまり、戦争の模擬練習だったわけです。

個性はなるべく無くして集団となり、指揮官の指示に従って動き、団体に貢献するという人材を作る基盤を作っていたわけです。

詰め込み教育や受験は、大量生産型社会向きの人材を育てていた?

時代が移り変わって、戦後。高度経済成長からバブルへと、また社会が大きく変化し、それによって求められる人材が変わりました。

「沢山、モノを持ちたい」という購買意欲が強くなった時代です。モノを作っても作っても売れ、いつもモノが足らない状況でした。

そのため産業界では大量に物を生産することが重要になり、決められたことをミスなく効率的に、大量の仕事ができる人材を必要としました。
この傾向が、「詰め込み教育」「一発勝負の受験」に顕著に表れています。

一周回って、今欲しい人材は・・・

また時代が変わり、「第四次産業革命」と呼ばれるようになりました。
すでにモノがあふれた世の中になっているので、今度は「モノを持つこと」以外の価値を見出そうとしています。
また、みんなが持っていないモノを持つことや個性があることにスポットライトがあたっています。

そして、ITなどの技術が猛スピードで変化する中、「昔の人の当たり前」が通用しなくなり、先人の知恵や経験が通用しなくなてきています。その上、平均寿命が延び一生のうち働ける期間も長くなっています。
そんな世の中で求められている人材は、新しいことを常に学び続けその時々に合ったスキルを持つ人材、誰にもないスキルを持つ個性的な人材へと変わってきました。

これから必要とされるのは、「チェンジ・メイカー」と呼ばれる人材

さらにこの先の将来を見据えた時、今後必要とされる人材像は何なのかという議論が、日本だけでなく世界各国で行われています。
今の社会情勢、地球環境からこの先の将来を予測すると、これまでに経験のない大雨といったの異常気象や、超がつくほどの少子高齢化による人手不足など、人類史上経験のない時代がやってきます。これまで世界の人類が積み重ねてきた経験データが全く使えないのです。
そういった「未経験の問題」にチャレンジし、解決できる人材を育成しようという動きが日本や世界各国で始まっています。
そういった人材を、「チェンジ・メイカー」と呼んでいます。

チェンジ・メイカーってなに?

「課題の本質を見極め、試行錯誤を繰り返して状況を変化させられる課題解決・変革型人材」のことです。イメージしやすい言葉にすると「一人一人が未来を創る当事者になる」ということです。
この「チェンジ・メイカー」というキーワードは昨年から経済産業界や、教育事業でよく使われるようになりました。

2018年の経済産業省の研究会の中で、こんな発言がありました。
「米国や中国では、第4次産業革命を生き抜く人材は、創造性、課題の解決力、科学技術といった点を重視する教育改革が進んでいる。日本は遅れている」

確かにこれだけ大きく世の中は変わってきていて、求められる人材も変わってきているのに、その人材づくりの基礎となる学校教育は、日本では100年間変わっていないのです。
時代は令和に移り、ついに100年続いた教育の歴史が大きく変わろうとしています。

次回は、その取り組みについてお伝えします。

 

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