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アフターコロナの教育現場。オンライン授業をいち早く取り入れた学校で起きた変化

2020/07/05

コロナ禍により、オンライン学習を導入した私立学校の先生のインタビュー記事を読みました。

今までの学校の常識が大きく変わり、新しい学校のスタイルが垣間見られました。

その記事から気になった部分を抜粋してお届けいたします。

新型コロナウイルスの影響で、「丸暗記の勉強」がなくなった?!

「オンライン授業になったということは、定期テストもオンラインになりました。」

その学校では、自宅で試験を受けるということになるので、家にいて何かを参照できる環境にいるということを想定した試験作りになったそうです。

「暗記したことで答えられる問題ではなく、自分なりの考えを出さなければいけないような、すごく考えて答える試験内容になりました。」

では、そこから逆算して、その試験に対応する試験勉強はどんなことになるでしょうか。

これまでのような授業内容の詰め込みや丸暗記ではなく、自分はどう思うか、そう思う根拠は何かということを常に考え、文章や図を使って人に説明ができるようにしておくことが「試験勉強」になります。

これはこれで、今までと違った難しさがありますが、本来の学習の理想に近いのではないかと思います。

オンライン授業は教師と生徒とのコミュニケーションが難しい?いえ、その逆でした。

「オンライン授業をやってみてすごくよかった点が、チャットです。生徒からの意見がどんどん出てくるのです。」

対面授業の場合は、授業の流れを遮ってしまうからと生徒は静かに授業を聞くだけになり、意見をすることはほとんどありません。しかし、オンライン授業ならチャット機能を使えば先生が話している間でも意見をどんどん出すことができます。

「オンラインでは、チャットで積極的に意見を出して欲しいと指導しました。チャットならいつでも意見を書き込めますし、騒がしくもなりません。とにかく反応が良くて、まるでゲームの実況動画を見ているオーディエンスのようです。」

これまでの授業は、先生が話し、生徒は聞くという一方向で成立していました。しかしチャット機能があることにより自分の意見をいつでも書き込め、ほかの生徒の意見を聞くこともでき、結果的に授業に全員が集中しているという理想の授業になったようです。

こういった動画に対して自分の意見を書き込むというやり方は、中高生はニコニコ動画やアベマTVといったイマドキの動画ストリーミングサービスで慣れていて、生徒自身が楽めているうことも授業に集中している一因かも知れません。

このチャット機能については、対面授業でも導入したいという意見が先生たちから出ているそうです。

分からないことを教えるのではなく、自分で調べる方法を教える授業にチャット機能の影響で生徒から質問が増えたということもあり、教師が質問にどう答え、どのように生徒を導くかという方法にも変化がでてきたようです。

「教師は「分からない」と答えてはいけないと思っていらっしゃる先生は多いですが、私は情報はどこにでもあるので、一瞬で探して吟味できるかどうかのほうが大事だと思います」という意見がありました。

確かにネットで調べれば答え自体はすぐ出てきます。問題は、どういうキーワードを入力すれば自分の知りたい答えにたどり着くかということと、出てきた情報が自分の知りたいことと一致しているかという2点です。生徒には、答えを教えるのではなく、この2点を自分で解決する方法を教えるほうが重要になってきています。

アフターコロナの教師の役割は、自分の頭の中の考えを持つことと、インターネットやそのほかの情報をどう活用するかを教えることにシフトチェンジしているようです。

 
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