新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって学校が長期休校となりましたが、全国の子供たちはこの間にどんな学習をしていたのでしょうか。学校は再開されましたが、「よその子はどうやって勉強していたのか気になる」と感じている保護者の方は多いと思います。
オンライン学習塾「アオイゼミ」が行った、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう休校期間における学習実態アンケート調査」を見ると、休校中の学習の様子や、子どもたちの学習に対する意識の変化が浮き彫りになっています。
アンケート結果を見てみると
休耕期間中は、自宅でどのような学習に取り組んでいましたか?(複数回答あり)
第1位 学校の宿題・・・78%
第2位 塾のオンライン授業・・・68%
第3位 市販の参考書や問題集 48%
第4位 学習アプリ・・・29%
第5位 塾の宿題 ・・・29%
今回、塾などの講座がオンライン授業に切り替わったところが数多くありましたが、それを利用したご家庭が多かったようです。また、学校の宿題だけでなく他の学習も行ったお子さんが多いですね。
オンライン授業のサービスを利用した方に質問します。
今後もオンライン授業を継続しようと思いますか?
そう思う・・・53%
どちらともいえな・・・14%
そう思わない・・・1%
なんと、「このままオンライン学習を続けたい」という回答が半数を超えました。アンケートを見ると子供たちの多くがオンラインでの学習に適応しメリットも感じているようです。
自分にとってオンライン授業のメリットとは何ですか?
第1位 自宅で学習ができる・・・86%
第2位 自分のペースで勉強できる・・・71%
第3位 集中できる・・・36%
上記以外にも、塾までの交通費がいらないことや、親の送り迎えがいらないこともメリットにあがりました。
デメリットも聞いてみました。
自分にとってオンライン授業のデメリットとは何ですか?
第1位 質問ができない・・・37%
第2位 パソコンやタブレットなどの通信機器が必要・・・35%
第3位 大人の理解が得られにくい・・・25%
「質問ができない」ということに対しては、質問受付のシステムを導入を進めているオンライン授業サービスも増えてきているので、これは順次解決しそうです。
また、第2位の通信機器については、経産省が全国の小学生、中学生を対象にタブレットを配布すると発表しているので、こちらも今後解決すると思われます。
オンラインでの学習や動画での学習がこの半年で一般的になり、今後もそういったサービスが増えていきそうです。

この記事を書いた人
Webデザイナー、Webディレクター
金融機関OLを15年経験ののち、Webデザイナーへ転向。
制作のかたわらWebデザインスクール講師を経験し、社会人が未経験からIT技術を習得するためのノウハウを研究。
現在の日本のIT教育やEdtechに注目している。